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セミナー第1回:その車いす、合っていますか?

標準型車いす「標準型車いす」は利用者に最もよく使われている車いすですが、長時間座った場合には、お尻や腰が痛くなってしまうなど、いすとしての機能は高いとはいえません。
身近な存在なのに、実はなかなか知らない車いすのこと。
もっと快適な座り心地を実現するために、今回はもう一度標準型車いすについておさらいしてみましょう。

身体に合わない車いすを使っていると…

“座奥が長い”“座幅が広すぎる”“足がフットレストに付かない”など、自分に合わない車いすでは、楽な姿勢が保てず、身体に余計な負担がかかることに。また、折りたたみを前提に設計されているため、背もたれ・座面には生地が張られていることが多く、たるみがあります。座面サイズが大きいことも座位を安定させにくくしている要因なのです。

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着座状態のときには骨盤の安定がポイント

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着座姿勢のバランス保持に大切なことは?

人の身体のお尻から膝裏までは平らではないため、できるだけ身体のラインに沿った、骨盤を安定させる形状をつくりましょう。そのためには、適正なクッションを上手に使って、座位保持をするのがおすすめです。

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そして車いすが“くつろぎ”の空間へ

イラスト利用者にとっては単なる移動手段だけではなく、いすの役目も担っている車いす。接触部での圧迫やズレの軽減、座位の安定を図り、できるだけ気持ちのいい姿勢をつくることが“くつろぎ”を生み、『生活の質』の向上につながります。機能性クッションやモジュール型車いすも、『生活の質』向上のための道具として、積極的に利用していきましょう。

身体に合わない車いすを使っていると…

"座奥が長い""座幅が広すぎる""足がフットレストに付かない"など、自分に合わない車いすでは、楽な姿勢が保てず、身体に余計な負担がかかることに。また、折りたたみを前提に設計されているため、背もたれ・座面には生地が張られていることが多く、たるみがあります。座面サイズが大きいことも座位を安定させにくくしている要因なのです。

現在使われている標準型車いすの適正身長は165〜175cm。一方利用者に一番多い身長は145〜160cmです。
アウトドア用品のパイプいすのようにたるみ、座面サイズが大きいことが、「骨盤の後傾・回旋・傾斜」を生みます。
高齢者に多く見られる身体症状
このような症例では特に、適切な車いす・付属品の使用が必要です。

着座状態のときには骨盤の安定がポイント

肝心な骨盤の支持ポイントを支えずに上肢の両側だけを固定しようとすると、座る姿勢に負担がかかります。

肝心な骨盤の支持ポイントを支えないと、上肢はとても不安定になりやすく、座る姿勢に負担がかかります。

腰パッドで骨盤の支持ポイントを、脇パッドで上半身を支えることで、自然な姿勢で体を安定させます。

着座状態のときには、上半身の土台となる骨盤をまず安定させることで、体幹のバランスが保ちやすくなり、楽に座る準備ができます。
座奥が長すぎるとおしりと背もたれに隙間ができ、"上半身を支えにくい""前ズレ(皮膚のツッパリ)しやすい"状況に。車いすと身体の形状を把握した支えが必要です。

着座姿勢のバランス保持に大切なことは?

人の身体のお尻から膝裏までは平らではないため、できるだけ身体のラインに沿った、骨盤を安定させる形状をつくりましょう。
そのためには、適正なクッションを上手に使って、座位保持をするのがおすすめです。

特に腰回りにできやすい車いすと身体の隙間。標準型スリング車いすの場合は、クッション等で腰回りを適切に支える
底面テーパー形状と膝裏までの形状を理解して、骨盤が安定しやすい姿勢をつくる

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